元々の理論
元々この理論は鉄鋼の株と鉄道の株に相関があるのではないか?という所から来ているそうです。
つまり鉄鋼の景気が良いのであればそれを運ぶ鉄道の株も上がるだろうそして両方が上がるのであれば強いトレンドが出来るだろう。
という理論です。
FXに当てはめてみる
ではこの理論をFXに当てはめてみるとそれぞれの通貨ペアに相関があるのではないか?という事ですね。
「相関」という言葉を有名FXトレーダーがお話されたりしています。
ということは重要なのかもしれませんね。
じゃあどうやって相関を見るかという事ですが・・・
これは私の見方も入っているので、参考にしてみてください。
チャート確認(JPYに対して)
先週の大きな指標やウクライナ件から1時間足だとわかりにくいので、日足で説明していきたいと思います。
基本的には1時間足でも4時間足でも見方は一緒ですので、それぞれで応用してください。
では我らが日本の通貨ペアを例にしていきます。
まず薄ピンクの枠が過去10ヵ月です。
10ヵ月の理由はなんとなくです。
※書き始めが2022年2月14日 8:00頃なのでアップした時との変化はご容赦くださいm(_ _)m
いかがですか?
※因みに私のチャートは「自動スケール」と言ってチャートを上に伸ばしたり出来無い様になっていますので多少通貨ペアで差はあるかもしれませんが、ローソク足が私の設定で伸びていたりはしていません。
ではどの通貨が一番JPYに対して強いでしょうか?
JPYに対して10ヵ月で右上に上昇しているペアはUSDとCHFですね。
やや上昇はCAD。
GBPなんかは完全に横ばい。
AUDとNZDは上下してますが結果的に横ばいかな~。
ちょっと右肩下がりなのがEURという感じでしょうか。
単純にJPYに対して過去10ヵ月ではUSDとCHFが強くてEURが比較的弱いのではないか、という推測が出来ます。
チャート確認(強弱通貨)
ではこの推測から強い通貨と弱い通貨のペアを見てみましょう。
EURUSD
EURCHF
ですね。
バッチリですね。
とても良い感じでUSD、CHFが強くEURが弱い。
AUDは上下動が大きいのでここでは上下動が比較的少ない。
CADとGBPを比べてみます。
JPYに対して比較的よこばいだったのでこの2つも横ばいになり易いと予想できます。
まぁまぁ横ばいですね、という感じです。
チャートから分かる事
今回、例としてJPYを出しましたが、JPYに対してのそれぞれの通貨ペアの動きを見る事で「どの通貨が強いか弱いか」「どのペアがトレンドを作り易いか」わかり易いということです。
この理論はどの時間足でも使う事が出来ます。
5分足なら5分足のチャートを比べることで、直近1時間~4時間位の通貨の強弱がわかります。
この理論をどう使う?
では、この理論をどう日々のトレードに使っていくのか?ですが、
通貨の強弱が分かり分かり易いトレンドが出てからエントリーというのは意外と乗り遅れる可能性があります。「あ、上昇だっ!!」って思ってからエントリーすると
下落に転じたりすることも多々あります。
EURUSDの日足を見てなんとなく下落かもな~・・・と思うのはわかりました。
ただこの1時間足のチャートを見てすぐにショートでエントリー出来るか?と聞かれたら意外と難しそうですね。
もうちょっと根拠が出てきて「あ、ショートだ!!」って思えるまで待った方が良いかもしれません。
きょうエフ的結論
チャートの相関を見るとおおよその通貨の強弱はわかります。
そして大きな流れもわかります。
ただそのトレンドがずっと続くかどうかはわからないし、それによってエントリーポイントがわかるわけではありません。
私個人のトレード方法ですが、私はあまり相関は気にしていません。
チャートをざっと見て、「JPYが強そうだな~」とかは感じますが、結局、通貨ペアなのでそれぞれの関係性があります。
チャートを見る時はそれぞれのチャートを見てそれぞれでエントリーをしています。
そうしないとエントリーって出来無いんですよね。
相関を気にしていると頭が痛くなってきます。
IQ高い人は別かもしれませんが、私の頭はパンクします。
使ってる時間足にもよるかもしれませんが、大きな流れや方向性は何となくわかるけど
そこまで重要ではないかも・・・というのが私個人の意見です。