トレンド転換ってどの時間足の話?
この点に関してはそれぞれの時間足での話です。
5分足なら5分足での転換1時間足なら1時間足での転換週足なら週足での転換です。
なので皆さんが使っている時間足でのトレンド転換が分かれば問題ありません。
そもそも転換の明確なシグナルとは?
<転換定義>
・下落のトレンドが続いた後高値が更新され、安値が切り上がり始める
・上昇のトレンドが続いた後高値が切り下がり、安値が更新し始める
チャート確認
これらが転換シグナルですね。
①のチャートのようにAでは高値が下がってきて安値も次々と更新していますので、下降トレンドです。
そしてBの部分では高値が更新され安値も切り上がっていますので、上昇トレンドになります。
じゃあ転換した場所(青枠)はどういう構造になっているのか?ということですが、
②のチャートでは青枠の部分を拡大しています。
aの位置からbに落ちた時というのは安値を更新しています。
bからcに上がりdに落ちます。
この時高値はaからcに切り下げbからdに安値を更新していますので、下落トレンド継続中です。
ただここからdからeにcの価格を上抜けして(ピンクラインブレイク)高値を更新しています。
あれ?下落トレンドの条件を満たしてないぞ!?ということになります。
じゃあ、安値はどうなるかな~ということで注目していたら
eからfに落ちてその後eの価格を〇の部分で上抜けしています。
つまり〇の部分でdの安値がfに切り上がったことになり、高値はeを上抜けしていますからeより上に高値更新は確実、ということで上昇トレンドの条件が揃ったことになります。
大きな指標や時事で変わる事もありますが、これが一般的に転換で起きる事です。
他のチャートでも確認してみてください。
この理論をどうトレードに使うか?
エントリーポイントとしては単純に〇の部分でエントリーですかね。
損切はfの下の部分。
何故ならfを下抜けした場合上昇トレンドの条件を満たしませんからね。
〇でeを上抜けした価格からfを下抜けしたら高値切り下がりが起こります。
これは上昇トレンドではありません。
ただダマシという可能性もありますので、fの位置よりちょっと離して損切を設定か、
余裕を持つならdの下かな。
私ならfの下です。
結論
トレンド転換の定義からトレンド転換が起きたかも?と思えることで、注意する場所、
エントリー場所損切場所が自ずと決まってくることが分かってくれたのではないでしょうか。
私の説明力の部分は課題は山積みですが・・・
ダウ理論を知る事で
これでダウ理論シリーズは終わりになりますが、いかがでしょうか。
ダウ理論を理解してチャートを見ると今までとちょっと違った見方が出来るようになり、良い事が沢山ありそうじゃないですか?
今まで闇雲にエントリーしていた方や損切の位置、トレンドの見方、この辺りが少し分かる事で結果が少し変わりそうですよね。
もちろん相場ですので、ダウ理論に当てはまらないこともあると思いますが、
その辺は経験していけると良いと思います。
少しでもお役に立てれば幸いです(^^)v